組織開発

組織開発 3ステップ

日本医療コミュニケーション協会では、「組織目標に対する組織課題の仕分け」「医療者としての軸の言語化」「フラット対話の仕組み構築」という3段階のプロセスを通じて心理的安全性を現場に育み、医療ミスの無い、質の高い医療を提供できるチームをつくります。

STEP1
組織目標に対する組織課題の仕分け

まず、病院の理念・目的を参加者全員で確認をし、日頃の活動とのつながりを話しあっていただきます。次に、その中から見えてきた各組織の目標に対しての課題を議論いただき、仕分けを行っていきます。ここでのポイントは「技術的問題」と「適応問題」に分けていくといった考え方です。

「技術的問題」とは、スタッフのスキルの問題や治療フローの問題のように、その原因が明らかなものの事を言います。「技術的問題」に対しては、これまでなされているような課題解決型のプロセスを行っていきます。一方、「適応問題」とは人と組織の問題と言われ、人のモチベーションや人間関係コミュニケーションに原因があるものを言います。この「適応問題」には、ポジティブ・アプローチといった手法で、解決を導いていきます。

STEP2
医療者としての軸の言語化

組織開発で取り組む課題の多くが「適応問題」になります。「適応問題」へのアプローチの基本はポジティブ・アプローチになります。ポジティブ・アプローチの基本は、医療者個々人の軸の言語化です。医療者としての自分のポジティブコアと言われるモチベーションの源泉を見つけ出していきます。

医療者個々人のポジティブコアが導きだされた後には、組織のポジティブコアに昇華させていきます。そして、組織のポジティブコアが最大化された組織の未来像を皆さんで語っていただき、その未来像の中での個々人の役割や取り組みを決めていただきます。

STEP3
フラット対話の仕組み構築

組織の未来像が明確となり、その中での個々人の役割や取り組みをスムーズに進めていく為には、フラットなコミュニケーションが欠かせません。フラットなコミュニケーションは心理的安全性を組織にもたらし、医療ミスの無い、質の高い医療提供体制を構築していくことを可能にします。

フラットなコミュニケーションを実現する為には、スタッフ個々が自分の特徴を知り、他者との違いを認め、他者を受け入れていくことが大切になります。そのためのリフレクション(内省)やスタッフ同士の対話の場を設計してまいります。また、コミュニケーションスキルの継続的な向上も同時に進めて参ります。

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